みなさん、こんにちは。心理カウンセラーの月野瀬みさとです。
気を遣い過ぎて言いたいことをガマンする、そんないい人がやめられないあなたには、心に寄り添ってもらえなかった過去があります。
心細い、助けて欲しい、抱きしめて欲しい、そんな時に放置されたままだった。
逆に、放っておいて欲しい、自分の好きにしたいと時に、わかってもらえなかった。
そんな場面をあまりに経験すると、自分の気持ちを飲み込み続けることが癖になってしまいます。
人は親に、必要な時に気持ちに寄り添われ尊重してもらうことで、人との近すぎず遠すぎない心地いい距離を学びます。
今のあなたが言いたいことをガマンするのは、あなたの親が、子どもには子どもの意志と自由があることを受け入れられなかったからかもしれません。
「自分は自分、あなたはあなた」を大人のあなたが学べば、「自分を愛する」「自分を優先させる」ことが自然になり、心地いい対人関係が保てるようになります。
①なにかを聞かれてすべてを答えなくていい
親に問い詰められ過ぎると言い訳が癖になります。必要以上に人に説明したり、誰かにデリカシーのない質問をされた時でも、何か言わないとと焦ってしまう時、「全てを説明しなくてもいい」と自分に教えてあげます。
②傷つくかどうかは自分で決めていい
助言癖の人や罪悪感や劣等感を刺激する人は、あなたを対等に扱えません。
こちらが求めた時の助言は別として、過度の助言は相手へのダメ出しの1つ。そう思うと、ダメ出しばかりするのもされるのも、「ちょっとおかしい」。相手と少し距離をとる自分を許しましょう。
というのも、ダメ出しの嵐は心が沈み、自信がなくなり、じわじわと傷つきます。そんな助言は大抵「ズレ」てもいます。「ありがとう、少し自分で考えてみるね」と話をさえぎっていいんです。
③嫌いな人や嫌いなものがあっていい
いい人は、この人嫌だなと思っても、相手のいいところを探して「人を嫌うこと」を自分に禁じます。実は、「人を嫌ってはいけない」と思うことそのものが、「嫌われること」に敏感になるんです。
感情は自然に湧くもので、抑圧することはできても、コントロールできません。実はないものには、できないと言われています。「嫌い」と感じたら、「そっか、そっか。嫌いなんだね」と自分の気持ちを受けとめてみる。
「誰かを嫌いでも仕方ないね」と気持ちが緩めば、人から嫌われたくない執着も緩みます。相手の顔色を見て、相手の言葉に振り回されなくてよくなります。
④自分を優先していい
自分を優先すると「ワガママになる」と心配する人もいますが、いい人がやめられない人が自分を優先すると、優しい人になるだけなんです。
あなたの自己犠牲に無関心で、気軽にあなたの時間/愛/労力を求める人だけが、「満たしてくれない」と去っていくだけ。
「自分を大切に、人を尊重する人」は、あなたの自己犠牲を望まず、あなたが自分を優先しても、すねたり、怒ったり、無視しません。
自己犠牲をやめれば、対等の心地よさを好む人にあなたは囲まれていきます。
いい人がやめられない多くの人にある「役にたたない自分は愛されない」という思い込みは、自己犠牲で相手を満たさねば、責められ、叱られ、すねられた記憶の一部。
対等な関係を望む人との関係が、そんな思い込みをほどいてくれます。
そうは言っても一人ではなかなかうまくできないですよね。そんな時はお気軽にご連絡ください。
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