もう人に振り回されない!「断る力」の育て方



みなさん、こんにちは。
『自分の心を育てるカウンセリング』を提供しています月野瀬みさとです。

あなたは人といる時に、いつも「嫌われないかな」「不快にさせてないかな」と緊張していませんか?

相手の快適を優先し、気持ちをくみ取れば、相手に嫌われることは避けられても、周りの要求がどんどんエスカレートしたり、なんだか雑な扱いをされているようで悲しくなる・・・、それでますます人といると緊張する、という悪循環に陥ってしまう方のご相談が増えています。

人と一緒にいることでより強く感じる淋しさ悲しさは、誰かの期待に応えるために、自分の感情を無視し続けた時に出る心のサイン

アダルトチルドレンの優しい人のなかには、頼み事やお誘いを断れないという悩みを大人になっても、ずっと抱いたまま過ごされている方が多いです。

目次

もう人に振り回されない!「断る力」の育て方

頼み事やお誘いになぜ戸惑うの?


子どもの頃に親の指示や期待に背くことが許されなかった経験があると、断ることにとても強い「居心地の悪さ」や「罪悪感」を感じてしまいます。

潜在意識が過去の経験から、「気持ちを押し殺さないと危険だよ」「言うことに従った方が無難だよ」とあなたに知らせて、あなたを守ろうとしてくれているんです。

人に優しくできることは、間違いなくあなたの強みで長所です。でも、自分が相手の期待ばかり優先して自分の気持ちを大事にできていない時や、自分の望みと相手の期待にズレがある時には、その長所があなたを苦しめてしまいますす。

あなたには「断る」自由がある

なので、ちょっとした頼み事やお誘いに何か引っかかったり、戸惑った時には、「思い切って断ってみる」ことに挑戦して欲しいんです。「断ることはいいことだ」と言っているわけではないんです。

「断りたくても断れない」感覚があるのなら、「断ること」に慣れることをおススメしたいんです。頼み事やお誘いを「断るのも受けるのも自由自在」になることが、その目的。

なぜって?人には「自由の欲求」という欲求があって、自分の好きな選択を自由にできる必要があるからこそ幸せに感じるんです。

「断る力」自分を自由にする力、幸せにする力でもあるってことなんです。

断ることに理由は不要!

「嘘だあ」って思うかもしれません。

でも自分の気持ちが尊重される環境で育てば、「断ることに説明は不要」という感覚が自然に育ちます。断るのも引き受けるのも「本人の意思」が尊重されることだということを学んでいくからです。

皆さんも、この感覚をインストールしていいんです。ちなみに、対等な関係や健全な人間関係には、次のような暗黙の了解があります。

「私の愛情・時間・労力は私のために使っていい」
「相手の感情の責任やトラブルを私が背負わなくていい」

あなたが雑に扱われてるなあと感じる時は、相手がこの暗黙のルールをあなただったら放棄してくれるんじゃないかと勘違いして、相手がのびのびと甘えている可能性があります。

断る時に必死に相手に事情を説明すると、暗黙のルールが崩れ「あなたと私は対等じゃなく私が格下です」と相手には聞こえてしまいます。

相手との感覚にそうした大きなズレができはじめると、本当は相手と対等の関係を望んでいるあなたは淋しくなってしまいますよね

対等の関係を取り戻す

例えば同僚に「帰り飲みに行かない」と誘われて、今日は早く帰りたかったのになあと頭によぎったら、「あれこれ言い訳せず断っていい」ことを思い出してください。

①「ごめ~ん!この後用事があって」とがっくりと首をうなだれてみる
②「ごめん、今日はちょっと」と両手をおでこの前で合わせてみせる

どうでしょう。断るための正当な理由を必要としてきた幼少期の名残で色々と言い訳を考えてしまうものですが、こうやってさらっと「断る」と、「対等の関係の暗黙のルール」が作動します

これならなんだかやれそうじゃないですか?

最後に

散々自分にはワガママを言ってきたあの人に、今度あなたが頼む側になったとたん軽く断られてしまうことが繰り返され「傷ついてしまう」なんてことも、気楽に相手に断ることを自分に許せば、気にもならなくなるんです。相手から都合よく扱われる感覚からも自由になれます。

アダルトチルドレンの人が「断る力」を手にすることは自由になれることを意味します。
あなたがのびやかに生きられる世界になっていきます。

あなたがそんな日常を手に入れたいと思う時は、いつでも相談してください。
いつもあなたを全力で私が応援します。


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