家族へのイライラで自己嫌悪 知っておくべき「たった1つのこと」

この記事を読むと、「どうして自分は大事な家族にこんなにイライラしちゃうんだろう」と自分を責めているアダルトチルドレンや愛着障害の方々が、知っておくべきことがわかります。

みなさん、こんにちは。
『自分のこころを育てる』カウンセリングの月野瀬みさとです。

皆さんは、子供やパートナーにイライラをぶつけてしまうことはありませんか?イライラの爆発が頻繁になると、自己嫌悪責任転嫁してしまい、心はますます辛くなりますよね。

今日は、イライラを大切な人にぶつけて自己嫌悪する時に実践して欲しい「たった1つのこと」をご紹介します。家族との穏やかな時間を取り戻せますよ。

目次

家族へのイライラで自己嫌悪 知っておくべき「たった1つのこと」

1.愛情由来の「こうありたい」「こうあるべき」がイライラの源

あなたには、愛する我が子やパートナーのために、「こうありたい」「こうあるべき」といった理想の姿はありませんか?

子どもの頃「親が共稼ぎで留守番が淋しかった」人は、「子どもに同じ思いをさせたくない」と感じますし、親がしてくれて嬉しかったことは「子どもにしてあげたい」と感じます。

また、パートナーにも、親にしてもらいたかった気持ちが影響し「こうあるべき」の理想や期待が生まれることが、よく知られています。愛情由来のルールや理想ってこうしてできていきます。

2.「キャパオーバー」と「こうあるべき」は混ぜるな危険!

あれやこれやの雑務に追われ心と体の余裕がないと、「キャパオーバー」になるものです。特に子育てはそれだけで大変なのに、「こうするべき」の自分ルールが多ければ、キャパオーバーに拍車がかかります。

「こうありたい」のに「そうあれない」イライラがピークになって、人にあたってしまう。「イライラ」は「怒り」に思えても、「もっと奥」を見れば、悲しみ、寂しさ、恐れの「感情」休みたいなどの「ニーズ(欲求)」が潜みます

ぐずる子供をあやしてあげたくても会社に遅刻して「評価を下げることが怖い」とか、風邪をひいて横になりたいけど部屋がぐちゃぐちゃだと「罪悪感がわく」などがそれ。無意識に「もっと頑張らないと」「いい妻じゃない」「いい父親じゃない」と自分を責めます。

愛情由来の「こうありたい」×「キャパオーバー」=イライラ、なんです。

3.イライラを手放すために、まずは「自分を許す」

イライラを手放すには、まず「できない自分を自分が許す」こと。「いい親でいたい」「いい夫でいたい」「いい妻でいたい」という愛情由来の「こうあるべき」を一旦横に置きましょう。

頑張るのをやめてみる。家事や育児をサボり、人の助けを借りて「楽」を自分に許す。出張サービスのお掃除を頼み、スーパーのお惣菜を食卓に並べ、3日掃除をしないと決めるんです。

人は「キャパオーバー」を簡単に起こすもの。それが「愛情由来」だと忘れないで。自分を許し、楽をして、家族と笑顔で過ごす方が、なぜか理想の自分に近づく不思議を体感してみてください。

最後に

イライラを誰かにぶつけてしまったら、「自分はなんてダメなんだ」の前に、「なにが不安?」「どんな自分になりたかった?」と自分に尋ねてみます

そこに「キャパオーバー」が見つかれば、「助けて」「休みたい」「楽したい」ニーズを全力で叶える工夫をしましょう。

「イライラ」が、愛情由来だと気づき、「不安」「恐れ」や「ニーズ」をほぐせば、大切な人を自然に大事にできる循環に戻れます。それでも、どうにもならない時は、「長年頑張りすぎた」証。

自分ではもうどうすればいいのかわからない・・・そんな時はお独りで抱え込まず、お気軽にご相談下さい。イライラの本当の原因って、その時感じている感情よりも、もっともっと深いところにある感情が関係しているはずなんです。

イライラをぶつけてしまうのと同じくらいに、自分にも厳しい言葉をぶつけていませんか?
あなたのお話をお聞かせくださいね。

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