「繊細さん」=HSPの4タイプとその特徴
HSPとは、Highly Sensitive Personの略称。生まれつき繊細で、感受性が非常に高く、敏感な気質と性格を持つ人のこと。
病気ではないので、医療機関で「診断」や「治療」を受けることはありません。
D「深く考えを巡らせる(Depth of processing)」
O「刺激を敏感に受け取り疲れてしまう(Overstimulation)」
E「感情が豊かで感情移入しやすい(Emotional response and empathy)」
S「あらゆる刺激を5感が察知する(Sensitivity to subtleties) 」
これらの特徴の頭文字を合わせたDOESの全ての特徴を持つ人が、「HSP」「繊細さん」と呼ばれる方々です。なかでも最近注目を集めているのが「隠れ繊細さん」。
HSPっぽい部分もあるけど『行動的』で『社交的』だという人でも、DOESの全ての特徴があるなら外向型HSPの可能性があります。
HSPへの理解を深めていただくために、HSPをより詳しくご説明しますね。
HSPは「内向型」と「外向型」があります!
HSPは、独りや少人数を好む「内向型」と独りだと不安になり人との関わりや注目を必要とする「外向型」の大きく2つに分れます。
HSP提唱者のエイレン・N・アーロン博士によれば、HSPの実に70%が「内向型」なのだそう!?
内向型: 自分の内面の充実で、心と体が元気になる
外向型: 人とのふれあいや外からの働きかけで、心と体が元気になる
「内向型」と「外向型」に加え、「刺激追求型(HSE)」と「非刺激追求型(HSP)」も存在し、全部で4タイプに分かれます。
「刺激を求める繊細さん」と「静かに過ごしたい繊細さん」
1.内向型(HSP) × 非刺激追求型(HSP) ⇒ HSPのHSP型
2.外向型(HSE) × 非刺激追求型(HSP) ⇒ HSEのHSP型
3.内向型(HSP) × 刺激追求型(HSS) ⇒ HSPのHSS型
4.外向型(HSE) × 刺激追求型(HSS) ⇒ HSEのHSS型
DOESの特徴は共通していても、「人みしりの人」「社交的な人」「刺激が欲しい人」「刺激が苦手な人」と様々な気質を持つ人がいるわけです。
1.内向型(HSP)×非刺激追求型(HSP)→ HSEのHSP型
・1人が好き
・独り穏やかな時間で心と身体が整う
・慎重に観察し、よく考えて行動する
・衝動性が低い
2.外向型(HSE)×非刺激追求型(HSP)→ HSEのHSP型
・人とのふれあいが好き
・新しいことへのチャレンジが苦手
・社交的だがリーダーになりたくない
・やる気のある時とない時の差が極端
・共感力が高く、困った人を放っておけない
3.内向型(HSP)×刺激追求型(HSS)→ HSPのHSS型
・1人を好み、趣味のあう人とのみ関わる
・好奇心旺盛だが飽きっぽい
・安全が確保されれば挑戦は好き
※「内向的」だが「好奇心旺盛」で飽きっぽいHSP/活動的だが疲れやすい「刺激追求型」のHSSとの混合
4.外向型(HSE)×刺激追求型(HSS)→ HSEのHSS型
・1人は不安で淋しい
・人好きだが気疲れする
・心配性なのに好奇心旺盛で衝動的
・頼られると嬉しいが気が重い
・果敢に挑戦するが、やる気が冷めやすい
・真逆の特性に自分の「本当の姿」が曖昧
※人と一緒に物事に取り組みたい「外向型」/活動的だが疲れやすい「刺激追求型」との混合
実は私も「外向的」で「刺激追求型」の活発な隠れ繊細さん。「小心者の向こう見ず」な自分のことがずっと不思議でした!?
HSS型のHSEの人は、HSP人口のたった6%!
「明るくて人好きなのに対人恐怖で・・・」とカウンセリングにこられ、自分の「隠れ繊細さん」に気づき理解を深めた方もおられます。
自分とうまく付き合うために自分のHSPのタイプを知る
HSPの特性や個性の強みを知り、人づきあいや働き方を工夫すれば、自分らしく心地いい生き方が見つかります。
エレイン・アーロン氏のHSPに関する書籍が翻訳されたのが2000年頃、HSPの言葉が日本に浸透したのが2015年頃と意外と最近です。
繊細なのに↔刺激が欲しい「外向型」や、人が苦手なのに↔好奇心は旺盛な「内向型」といった一見正反対の特徴が自分の中にある繊細さんは、自分でも自分のことが理解できず、聴くだけのカウンセリングから一歩踏み込んだ「分析」が必要です。
HSPは直せるのか?
「HSPって治るの?」というご質問もよく頂きますが、HSPは病気ではないので医学的治療はありません。ただHSPであることの強みをそのままに、ご自身の気質や性格の生きづらさを手放す方法は「心理学の得意分野」でもあります。
HSPの方々は、人の言動から相手の気持ちを察する能力や共感力が抜きんでて高く、気配りや思いやりをもった行動ができる特別な能力があります。
また、感受性や想像力が豊かで、クリエイティブなことに深い理解を示す傾向もあります。
そんな素敵な部分を手放す必要はないですよね。
なので、人の気持ちを読み過ぎてしまい苦しくなる部分や、疲れやすい心のケアの方法を重点的に学ぶだけで、あなたの素敵な部分をそのままに、自然体のあなたで生きられるようになっていきます。
HSPの素敵な強みはそのままに「生きづらさ」を手放すためのカウンセリングを利用してみませんか?HSPのお悩み、お気軽にご相談下さい。
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『自分の心を育てる』カウンセリングを受けるとこんなあなたに出会えます
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私もHSP特有の症状に苦しんできました
「自分の心を育てる」カウンセラーの月野瀬みさとです
傷つきやすさに悩む、愛着障害・アダルトチルドレン・HSPの方々に心理学を利用したカウンセリングをご提案しています
わたしは深刻な親子問題から「生きづらさ」を抱えてきましたが、同時にHSPの刺激追求型で外向性の高いHSEのHSS型というHSPの特徴を持っています
HSPは自律神経が刺激によって疲労しやすい特徴があると知るまでは、これくらいでぐったりしてしまう自分は「甘えてる」「ダメな人間だ」と感じていましたが、HSPのあらゆる情報をスポンジのように吸収する特性を知ってからは、自分との付き合い方やセルフメンテナンスがとても上手になりました。
光に敏感な私は光を和らげてくれるカーテンを利用した部屋作りや、刺激の少ない色で部屋を統一しできるだけ物を置かないミニマリストスタイルやシンプルな暮らしを重視することを心がけています。
大きな音が苦手であることや、静かな空間を好むことを知り、BGMには虫の声や雨の音、静かなジャズを流したり、焚火の音などを利用して、心の緊張をとる工夫をしています。
香りも嗅覚疲労という状態を起こしやすいので、基本は無臭のものを選びます。季節ごとに出会う柑橘類やリンゴの香り、時々感じる四季の独特の香りで十分なんだと知りました。
そうして、繊細さんの一番神経疲労を日常的に引き起こす対人「ストレス」に対しては、身に着けるべき対人スキルとセルフケアの習得によって、HSPの人の持つ特別なエネルギーを上手く自分のために循環させることができるようになりました。
そんな方法を知りたいと思われませんか?
感覚の鋭さが故の生きづらさは、自分の快適のために使えるようになると、それは恩恵でしかありません。
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