プロフィール
はじめまして、ご訪問ありがとうございます。
心理カウンセラーの月野瀬みさとです。
私が心理学を学び始めたのは30歳の時、高校教員を退職し、カナダの公立小学校で英語教員として働きながら、夜間の社会人大学で心理学のコースをとったことがきっかけです。
生徒のために始めた心理学の勉強が、まさか自分自身を救うことになるとは想像もしていませんでした。帰国後、スクールカウンセラーの重要性が日本全国に認識され、復職先の高校でも不登校の生徒や保護者へのカウンセリングが必要となり、その重要な役割を担当しました。
また、この時にした結婚で、私は心身ともに追い込まれていきます。心身に異変が出て訪れた心療内科で、自己愛の強い夫への怒りの背景には、自分の親への愛情を渇望する気持ちがあると知りました。
以後、取り憑かれたかのように夫婦問題や家族問題に焦点を当てた心理学や脳科学にのめり込みました。生きる希望も気力も底を尽いた私にとって、最後の希望でした。
アダルトチルドレンや愛着障害のメカニズム、心理学、脳科学、心理療法に関する知識を得るため、国内外を問わず沢山の資料を読み漁りました。当時、日本には専門家による自助グループが存在せず、SNSを通じ海外の専門家のいるグループで心の回復を学びました。
学びが積み重なるにつれ、夫婦関係、親子関係の「距離感」「コミュニケーション」を中心に、自分の心のケアが進み、ずっと蔑ろにしてきた自分の声が聞こえ始めます。
今までわからなかった大切な人との「対等な関係」の築き方がわかるようになっていきました。
根っこの気持ちを尊重し自分の脚で立つと、自分の生きる世界が鮮やかな色彩を帯びます。
私は今、家族問題を専門としたカウンセラーとして、あの暗いトンネルの中を歩くような孤独感に圧倒されている方々に、「自然体の自分」を取り戻すお手伝いをさせていただいています。
自分歴
【子供時代】
子供の頃のわたしは自信がなく、「わたしほどダメな子はいない」と感じていました。両親の激しい夫婦喧嘩や父の暴力が日常で、親の顔色を見て「良い子」になろうと必死でした。
自分の人生を生きられない「息苦しさ」と「さみしさ」がいつも胸の奥にあって、親に甘えられず、「ワガママはだめっ!」と我慢がデフォルト。ワガママや自分の希望を言おうとすると罪悪感で心がぎゅっと苦しくなってしまうんです。
【大人になって】
自然体の自分を封じ込めることに成功した私は、明るくて人当たりもよく、人に頼られ、友達は多い方だと信じていました。30になるまで、人に自分の生きづらさを人に打ち明けたこともありませんでした。
人を信じやすく、人に振り回され都合よく利用されることもありましたが、人に愛情を差し出すことが私の普通。仕事でも、人が嫌がる雑用を笑顔で引き受け、最後に職場を出るのはいつも私。
今思えば、人の役に立つことで「自分の居場所」を手に入れようと必死だったんです。だから、心の中は「ぽっかり穴が開いたような感覚」がいつもありました。
【結婚】
結婚はわたしの人生の底つき体験(生きづらさの根本に向き合うしかない人生の危機)でした。物心ついた頃から、いつもさみしかった、甘えたかった、誰かの特別になりたかった私にとって、結婚は「愛し愛される」ことへの、ある意味「生きるの希望」でした。
「夫だけはわたしを愛してくれる」という淡い期待はすぐに打ち砕かれ、心が引き裂かれる感覚を覚えます。喧嘩が絶えず、互いに「なぜわかってくれない」とぶつかって、心が疲弊していきました。
「愛されたいのに愛されない」親に抱いていた心の傷を、パートナーの言動に怖いほどエグられて、ついにパニック障害や心疾患などのストレス症状が次々とあらわれます。当時は自分に愛着障害があるとも知らず、ただただ怖かった。
「生きてるだけで迷惑な存在」「愛される価値がない」と本気で感じるようになり、生きる意味や希望を失い、気づけば涙が流れ、泥のように動かない身体と精神状態になっていきました。
【転換期】
そんな時、心理学と出会い、親に縛られた「見えない鎖」の影響で、私を都合よく利用する人を惹きよせると知ります。
自分が「長所」と信じる「自己犠牲を払い相手に尽くす」ことが、わたしの「 生きづらさの正体」だとは夢にも思いませんでした。
親にもらえなかった愛情を夫に埋めるよう迫ることが、夫への一種の支配だと気づき、親にもらえたはずの愛情を人に強く求めれば関係が破綻すると知れたことも、わたしの心の回復を一気に早めてくれました。
【心の回復ができてから】
今、わたしは凸凹のある自分のことも人生も「まるっと愛せます」。回復の過程で感じた親への怒りも、自分の中に「安心の土台」が育ち、執着が雪解けのように消えていきました。
「対等であること」はあらゆる対人関係の基本です。その心地よさに気づけた私は、夫と今とても穏やかに繋がれています。互いを束縛せず尊重し、強い絆も感じています。
【最後に】
少し残念なのは、回復に10年もかかってしまったこと。信頼できる心の専門家に出逢えず、これだという心理療法まで自力で辿り着かねばなりませんでした。心理学、脳科学、栄養学を貪るように学び、もちろん無駄だったことは1つもありません。
でも、時間には限りがあります。
親の支配から精神的に自由になって初めて、「自分の人生」を歩み出せるアダルトチルドレン。
できるだけ効果が早く、限りなくシンプルで、疲れた心に負担のない方法を、ひとりひとりにカスタマイズしたいのです。悩みを抱える方々が、自分の中に「安心の土台」を得て自由を味わってもらいたいと願ってやみません。
なので、あなたが幸せになるその日まで、100%味方になって、わたしはあなたに寄り添います。
さらに詳しいプロフィール
目次
1.「わがままな男に女は黙って尽くすもの」独特の理想の女性像を母と私に押し付けた父と 生きることへの罪悪感を植え付けた母
2.恋愛で経験する心の激しい痛み ~毒親育ちの恋愛事情~
3.憧れの新婚生活を粉々に叩き潰した夫
4.「息子を溺愛する義理の母」夫婦再生計画に立ちはだかる高い壁!
5.絡まりあった夫と父の「フラッシュバック」
6.「追う人」「追われる人」がくるくる変わる夫婦で踊る恋愛ダンス
7.「あなたのご主人は結婚不適合者です」
8.家族全員がアダルトチルドレン!?
9.アダルトチルドレンが「親を捨てる」ということは?
10.自分で編み出した心理療法
11.自己肯定感が育つプロセス
12.私の提供する心理学の特徴
「わがままな男に女は黙って尽くすもの」歪んだ理想の女性像を母と私に押し付けた父と生きることに罪悪感を植え付けた母
両親と弟の4人家族。小さい子のように情緒が安定しない父は、母の姿が見えないとかんしゃくを起こし、気に食わないと家族に暴力を振るいます。父を怒らせないよう、息を潜める毎日でした。
人前で笑顔を絶やさぬ母は、二人になると「子供のせいで離婚できない」と愚痴をこぼして泣きました。幼いわたしは、母の背中をさすりなんとか笑顔になってもらおうと必死でした。「わたしが生まれてきたせいで…」生きていることへの強い罪悪感でいっぱいでした。
「弟は跡取り あんたはヨソにあげる子」膨れ上がっていく無価値感
「むしゃくしゃしたら女を殴れ」と日常的に殴られるわたし、両親に溺愛される弟。さみしくて胸がぎゅううっと締め付けられて、弟のように甘えたいと母親の膝の上にのると「お姉ちゃんでしょ、甘えるな!」と叱られます。
なぜ弟だけ大事にするのと尋ねるわたしに、「弟は跡取り、あんたはヨソにあげる子」と言います。「私はいらない子…」布団の中で涙がこぼれ続けました。
「神様、もう十分生きました。いつでも迎えに来て」といつも空に話しかけていました。
母の盾になろうと決意した幼い少女
「頑張って支えるからお父さんと離婚して」母が殴られ頭を10針縫った日、意を決して言いました。母は半狂乱に「離婚できないのはあんたのせい!」と怒鳴りました。わたしのせい・・・生まれてこなければよかった
せめて「母の盾」になろうと、父が母を殴る度、飛び込んで身代わりに殴られました。すると母は、ほっとする表情を浮かべるのです。
元来明るく、お調子者で活発な少女は、中学生の頃には「正義感」と「自己犠牲」の塊となっていました。
恋愛で経験する心の痛み ~毒親育ちの恋愛の苦しみ~
好きになる人は、優しいのは最初だけ。わがままで束縛する父みたいな人ばかり。尽くすほどに粗末にされるを繰り返します。
すると決まって「愛情飢餓」が顔を出し、「この人を失いたくない」「わたしを好きになってくれる人なんて、もう現れない」と心が不安定になります。
「私を愛して」「独りにしないで」と苦しい感情に飲み込まれる恋愛でした。
憧れの新婚生活を粉々に叩き潰した夫
出会ってわずか半年の男性と入籍します。長期海外出張に向かう日、新居へ荷物を運び込み、ベットの上に置かれたビデオテープを再生し、以後私を苦しめる映像を見てしまいます。
飛行機にのる時間が迫る中、なんとか我に返り「結婚式はキャンセルで。帰国後籍を抜きます」と書き残し、空港に急ぎました。
「必ず生まれ変わるから」毎晩かかる国際電話
「女癖の悪い人だけはムリ」という唯一の結婚条件に「絶対大丈夫」と胸を張っていたのに!?と理解不能。「もう一度だけチャンスを」と謝り続け、正直にすべてを打ち明ける夫。「どうせバツイチ」とお試し結婚を続けることになりました。最悪からの新婚生活でした。
「パートナーだけはわたしを愛してくれるはず」結婚の淡い夢と厳しい現実
夫なりに努力していましたが、夫は「約束」や「責任」からなぜか逃げ続けます。結婚前に自ら提案した「家計と家事は折半」「愛情表現は一生続ける」も見事に反故。「家事の一切を放棄」「家にお金も入れず貯金もせず」!?
息子を溺愛する母の息子への執着
「息子と結婚できて有難く思え」
「食事のメニューを毎日知らせろ」
「子作りの日は指示するので排卵日を言え」
息子を溺愛する義理の母の耳を疑う助言や命令がおかしいと思っても、親の支配の「見えない鎖」に縛られている私は反抗できず、要求はエスカレートしていきました。
生まれて初めてのPTSD「フラッシュバック」
2人で出かけた帰りの車内で、「例の映像」がスクリーン映画のように突然目の前に浮かびました。何が起こったかもわからず言葉に詰まり、涙が流れました。
「どうした?」と聞かれしどろもどろに答えると、夫は一言も話さなくなりました。
帰宅後、恐怖から「抱きしめて」と言うと、「いつまでもウジウジと、甘えるな!」と夫が怒鳴りました。その瞬間、小さい頃の父親の記憶が鮮明に蘇えります。
「本当にわたしが悪いの?」心の底から漏れ出た言葉
黒い空に光る稲妻のように、浮かんでは消える父と夫の「フラッシュバック」。涙で前も見えません。
「ねえ、本当にわたしが悪いの?わたしが悪いことをした?」夫への言葉なのか父への言葉なのか、自分でもわかりませんでした。
絡まり合う夫と父の「フラッシュバック」
その日を境に毎日フラッシュバックが起こり、幼い頃に感じた心細さに襲われます。「無価値感」「愛情飢餓」が猛烈に刺激され、すがるように「少しだけぎゅっとして」と頼んでも、夫は決まって冷たく突き放しました。
「辛い時に抱きしめて欲しかった」夫に求めた母への叶わぬ思い
迷惑そうに拒む夫の姿は記憶の中の母でした。「生きているだけで迷惑な存在」「愛されるに値しない」という虚無感に襲われます。「外で彼氏でも作れ!俺も作る。子どもは欲しいが性的魅力をお前に感じない」耳を疑う発言に気が狂いそうでした。
「追う人」「追われる人」がくるくる変わる夫婦で踊る恋愛ダンス
そもそも「夫が変わるかどうかのお試し婚」なのに、夫が不機嫌だと「この人に捨てられたら、愛してくれる人などもういない」と不安で夫を追いかけます。
我に返りやっとの思いで「別れる」と告げれば、今度は立場が逆転し、夫が「悪かった。もう一度チャンスを」と追ってくる。「追いつ追われつ」を延々繰り返しました。
「あなたのご主人は結婚不適合者ですよ」
過度のストレスで心臓や呼吸器に異変が起こり、休職命令が出ました。
受診した精神科の医師に、思いもよらない言葉を告げられます。夫の「異常に膨らんだ自己愛」「万能感」「回避行動」「不特定多数の女性との性的執着」の原因は「息子を溺愛する母」で、夫は「離婚」か「母親との絶縁」の岐路にあると、付箋を貼った医学誌と本を渡されます。
「おんぶお化け」の正体!?
待ちきれず待合室で読んだ「野口英世の母 おんぶお化け」の記事には、良妻賢母と称される献身的な女性たちの精神病理が綴られていました。「機能不全家族」「共依存」という言葉を知ったのもこの時です。
本には、身勝手な夫の妻が心のバランスを保とうと息子を恋人代わりに溺愛し、息苦しい愛の支配から逃れたい息子は「回避依存」となり「アルコール、セックス、ギャンブル」に逃げ込み周囲を傷つける様が綴られていました。義理の母と夫の姿そのものでした。
幸せを切望しながら、不幸を選び 続ける母と娘の病理「共依存」
DVに耐える妻が、娘を愚痴の受け皿にして、自分と同じ孤独を味わう同士となるよう罪悪感を植え付ける。「愛されたいと切望する」娘は自ら愛されない道を選びつつ、愛情を切望する矛盾に苦悩する…。それは、まさに母と私の姿でした。
夫の中の「拒絶」と「葛藤」
帰宅した夫に、自分たちがなぜ苦しい関係しか築けないかを堰を切ったように説明しました。
夫は「俺は依存症なんかじゃない!」「俺の家族を悪く言うな!」と猛烈に拒絶し、部屋の隅にへたり込み動かなくなりました。小一時間程 経ったでしょうか。夫が絞り出すようにして言葉を発します。「俺は治るんか?」
家族みんながアダルトチルドレン!?
ようやくわたし達は自分の精神病理に気づきました。それは希望の光にも思えました。でも、こうした現象は夫婦だけでなく、親兄弟を含めた家族全員に潜みます。親もまたアダルトチルドレンだからです。
アダルトチルドレン克服のために専門家の力を借りようとして・・・
専門家を頼ろうと病院を探しますが、どこも「投薬頼み」の10分診療。カウンセラーを必死で探しても、傾聴だけだけや根拠に首をかしげるカウンセリングに不信感を経験しました。
自力で回復するしかないと、夫婦関係の修復やアダルトチルドレンの回復に繋がる心理学や脳科学の情報を貪るように学び、いいと思う心理療法を片っ端から自分に試していきました。
「支配したい親」と「自立したい子」の全力綱引き
わたしたち夫婦の変化は親の望む姿ではなく、親の支配欲を刺激します。親も必死です。今まで支配(依存)できていた子=「親にとっての安全基地」が失われる焦りから、干渉や批難をさらに強めます。
義母には「夫に家事をさせるな!」「親を敬え!」、実の親にも「這いつくばって泥水をすすってでも親や夫に尽くせ!」と自己犠牲の美徳を説かれました。
アダルトチルドレンの一旦「親を捨てる」わけ
アダルトチルドレンの親への気持ちは、とても複雑。激しい「怒り」「恨み」「不安」「罪悪感」と「感謝」「愛情」が入り混じります。「親と適切な距離を保つ」ことや親離れ子離れが、一般的な家族ほど単純ではありません。
「機能不全の家族たち」との決裂 子供から始める親離れ
家族の病理が理解できれば親も変わってくれるはず。そんな期待が何度も踏みにじられ、度重なる「嫁いびり」に夫は「母への絶縁」を決意します。数年後、私も同じ決断をしました。
「自己肯定感」が育つプロセス
親と距離をとったことで、わたしの心の傷は回復していきます。自己犠牲を払わないと決め、「自分のニーズ(欲求)」や「自分の感情」を自ら満たし、自分を愛する環境も整えていきました。
夫と喧嘩してでも「自己犠牲を払わないこと」ができるようになりました。目の前の大好きな人をコントロールしようとせず、尊重する心地良さも知りました。自分の凸凹を受け入れ、ありのままを愛せるようになっていきました。
「生まれてきてよかった」
家族(夫)に気持ちを尊重してもらえる感覚を人生で初めて感じました。
「安心の土台」が自分の中に育ち、日常のふとした瞬間に、じんわりと自分の内側から湧き出る「幸せ」を感じました。その頃から、「心の中の親への怒り」も雪解けみたいに自然と溶けていきました。
現在の親子の関係:夫は両親を看取り、わたしの父も天国に逝きました。母は独身生活を謳歌したら遠くで暮らす弟の傍で新生活を始めたいと関西観光を満喫中。「生きなおし」に忙しそうです。
私が提供する心理学の特徴
傷つきやすさを抱えながら「回復」を模索する人のためのカウンセラーになろうと、本格的に「カウンセリング」と「心の仕組み」を学びました。
わたしの提供する心理学は「ただ話を聞くカウンセリング」ではありません。不安をしずめる誰かを求めず自分でなだめられるように、「安心の土台」を自分の中に育てなおすカウンセリングを提供しています。
「自己犠牲を払う癖」「自分を責める癖」を手放し、「自分を愛する」新しい癖づけの作業が必要です。
それを阻むのが、「見捨てられ不安」や「罪悪感」が湧く愛着障害・アダルトチルドレン・HSPの方の特徴に対し、不安を小さくする対処療法を加えながら、根本療法を組み合わせ、心の回復に務めます。
回復のプロセスで感じる孤独や恐怖を「親代わり」になり安全基地を努めるために、カウンセラーはいます。効果的でシンプルで、心に負担のない方法を、おひとりおひとりにカスタマイズすることが、私達の仕事です。
あなたが幸せになるその日まで、100%味方になって、わたしがあなたに寄り添います。
満席になった場合はご容赦下さい
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